世界遺産 国宝姫路城のすべてをご案内いたします

家紋瓦の展示

家紋瓦北腰曲輪をさらに進んでいきますと、右手の天守台下に何やら見えてきました。ここには歴代の城主の紋瓦が一堂に展示されています。戦国時代の黒田家から幕末の酒井家まで、姫路城の主となった家系は9家を数えます。(「お城の歴史」のページ参照) その時々の城主は建物を新造、改築、改修するときに自らの家紋の入った紋瓦を使用しました。(そのまま古いものを再利用する場合も多かったようですが) またひとつの家でも何種類かの家紋を持っていたり、同じ家紋でもデザインのバリエーションがあるものもありました。それで、姫路城にはこのようにさまざまな紋瓦があるのですね。皆さんも、城内の土塀の軒丸瓦や三角形の滴水瓦などを注意してご覧になってください。さまざまな紋を発見できると思います。 なお、よく見られる巴紋(三つ巴)は松平家の家紋のひとつであると同時に、お寺の軒瓦など一般的に建築物の瓦に用いられる汎用的な紋です。水を表す紋なので、火除けの意味があると言われています。
また桐紋は豊臣秀吉の紋として有名ですが、豊臣家だけでなく「従五位下」以上の官位を与えられると使用を許される紋なので各家が本来の家紋と併用で使う例が多く、姫路城でも池田家、本多家、松平家など多くの時代の桐紋瓦が併存しています。

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